皆さんこんにちは。すっかり冬景色となりました。気温の差も激しいですが
ぴかっと☆は元気に活動しています。
さてさて
ずっとUP出来ていなかった11月5日(日)に行われた企画の様子を
綴ってみました。
更新の時期がマイペース過ぎです・・(ごめんなさい・・)
ぴかっとメンバーはこの日の企画を楽しみにしていまして
事前準備段階からサークル時間での
・通訳の練習
・盲ろう者に関係する専門用語学習
・打合せ
など行ってきました。
当日を迎えて色々ドキドキしたのを覚えて居ます 笑
沢山の方々に来て頂きました事をお礼申し上げます☆
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講師にはNPO法人札幌盲ろう者福祉協会 副会長【沖村 圭子】氏をお迎えして
実際の見えないという体験を含めて講演して頂きました。
とても勉強になりましたし、考えさせられる内容でした。
☆盲ろう者とは?
・視覚と聴覚の両方に障害がある人
☆見え方・聞こえ方によって大きく4つに分けられること
1. 【全盲ろう】・・見えない・聞こえない
2.【全盲難聴】・・見えない・聞こえにくい
3. 【弱視ろう】・・見えにくい・聞こえない
4. 【弱視難聴】・・見えにくい・聞こえにくい
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☆盲ろうになる経緯によって4つに分けらる事
【盲ベースの盲ろう者】
【ろうベースの盲ろう者】
【後天性(中途)盲ろう者】
【先天性盲ろう者】
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☆盲ろう者とのコミュニケーション方法
・全盲ろうの場合
【触手話】
【指点字】
【手書き文字】
・弱視ろう・弱視難聴の場合
【弱視手話】
【筆記】
・全盲難聴・弱視難聴
【音声】
※また他にもコミュニケーション方法はあります。
生活環境の中で培ってきたコミュニケーション方法は様々であり固定されるものではない事も記述させて下さいませ。
------------------------------------------☆盲ろう者が抱える困難
・情報の困難
・コミュニケーションの困難
・移動の困難
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このような流れで丁寧に分かりやすく沖村講師から説明を聞きました。
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☆盲ろう疑似体験
・全盲ろうの疑似体験
・視野が狭い疑似体験
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☆盲ろう者と手話で話す時の工夫
・弱視手話・・・脇を締め胸のあたりで小さく手話表現
・触手話・・・・盲ろう者の手の下に自分の手を重ねて手話表現
・手書き文字・・盲ろう者の手のひらに指の腹で一文字づづ【ひらがな】で書く
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☆コミュニケーション体験
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ご来場頂いた皆さんにはこの流れに沿った詳しい資料が配られましたが
沖村講師はこれを全て暗記し、説明していました。(最後の質問に出た中でおっしゃっていました。)
会場からも感嘆の声が漏れていました。
会場の様子です。
会場作りも終了し受付でスタンバイ。
受付前から沢山の方が集まっていました。
盲ろう者の方達が作られた作品も展示され、ブローチやニット帽なども。
ブローチは色も様々に織り込まれ、その色の配色もご本人達が決めて制作との説明も受けました。
※写真とは別の色のお花のモチーフがついた帽子を購入しました。大活躍しています!
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手話通訳のサークル員も最後の確認をしながら。
最近目も見えにくくなってきた聞こえない方もご来場され、手話で説明しているマンツーマンでの光景も。
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イベント開催です☆
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☆盲ろう疑似体験について
・全盲ろうの疑似体験に
これはアイマスクをして完全に見えない状態で、見えてる方とペアを組み
介助してもらい場所移動。そこでいきなり
ペアの方が離れます。不安な気持ちで立っていると急にドン!と体に何かが当たってよろけました。
びっくりして足がすくみ怖くてしゃがみこみたくなりました・・
・視野が狭い疑似体験
小さい穴があいた眼鏡のような物をかけると・・一気に視野が狭くなり、ペアの方の手話が見えません。この位置で表現するとわかる位置を体験しました。
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参加して頂いた皆さんと
触手話や手書き文字を使っての自分の名前を伝える体験模様です。
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ここで盲ろう者と会話する時の工夫という説明に繋がってきました。
沖村講師と参加者全員が一人一人触手話、手書き文字を使って自分の名前を会話しました。手話と手書き文字で沖村講師は皆さんの名前を当てました。
沖村講師には日常の事だとは思いながらも
初めて会う方達の表現の癖等あるかと思いますが全て当てておりました。
驚きと尊敬の連続でした。
又、そういう表現もあるのねー。勉強になりましたと沖村講師からの言葉や
慣れないブログ班が自分の名前の説明の時にがっちりと講師の手を握って表現してしまい
講師は笑いながら
そんなに強く握らなくても大丈夫。手が疲れるので手の平の下に手を重ねてね。と優しく教えてくれました。
きっと講師もびっくり!したであろうと思いますが本当に優しかったです。
ここでコミュニケーション体験も盛り込まれていると実感しました。
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更にまとめとしては
困っている人を見かけたら
・相手の正面から手や腕に触れて話しかけてみる。
・通じない時は手を取って手のひらに文字を書く。
・自分で判断する、自己決定が出来るような支援をお願いしますと
おっしゃっていました。
------------------------------------------質問も沢山出ました。
聞こえない方達からの質問としては、
☆触手話の時は普段通りに自分側からの手話で良いのか
それとも相手側からの表現が良いのか→普段通りの向きで良いとの事
☆手話ではいいよ!とか構わないよ!の表現でそうそう!!と相槌の表現があるが、
盲ろう者の間でのサインのような表現はあるのか→手に触れながら手の甲をちょんちょんと叩いてもわかるとの事
☆資料を一語一句間違いなく読み上げていましたが、どのような方法で話していたのか→全部暗記しました(前述でも書いていますが)
☆介助として付き添う時どの立ち位置が良いのか→人それぞれではあるけれど沖村講師の場合は付き添いの方が手をおろしている状態で横に立ち腕に触れてるとの事。
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今回のぴかっと企画では
あっと言う間に時間が過ぎました。普段触れる事の出来ない体験もできて実りあるイベントだったと思っています。
次のイベント企画も
サークル員でアイディアを出し合いながら
より良いイベントを模索中です。
皆さんお疲れ様でした!!
そして沖村講師も本当にありがとうございました。
色々な想いや気づきを与えて頂いただきました。
また付き添いの方達にも大変お世話になりました。音声通訳も初めての事で
イメージが出来なかったかったのですが、仕組み等も丁寧に説明場面もあり勉強になりました。
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この案内を見て申し込んでみようと思っているブログ班です。
このイベントがきっかけでもう少し詳しく学べたらと思ってます。
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